これだけは抑えておきたい、スポーツ撮影の準備

スポーツの撮影は動きも早く、近くで撮れないこともありますが、デジタル一眼レフなら大丈夫です。一眼レフ意外のカメラだと「今だ!」とシャッターを押しても、時間差があって思ったタイミングで撮れなかったり、モニターを見ながらの撮影だとしっかり固定されないため手ブレが大きかったりしませんか?


シャッター速度を変更できる「シャッター速度優先」のモードと望遠レンズでバッチリ撮りましょう。

AFモードを設定する

スポーツモードでもいいのですが、せっかくなので「シャッター速度優先」で撮ってみましょう! そのときにAF(オートフォーカス)のピント合わせの補助に「AFモード」というのがあります。 この設定を「AI SERVO」にしておきます。

AF(オートフォーカス)で撮影する時に、動く被写体に合わせてピントを調整してくれるスグレモノ機能です。 絞り優先モードやシャッター優先モードで撮影するときにはコレにしておくといいと思います。 一度設定すれば変わらないので、始めに設定しおくといいでしょう。


シャッター速度を決めておく

いざ試合が始まってから設定をしていると間に合いません。あたふたしてしまい、思うように撮れなくなります。そこで、練習中や他の試合でテストしておきます。


今回は屋外ですが、屋内でも同じです。まず、「オート」や「絞り優先」のモードで撮影します。モニターでシャッター速度を表示させて、具合を確認します。それを目安に調整してみます。

明るすぎ  →  速度を上げる(数値を大きくする)
暗すぎ  →  速度を下げる(数値を小さくする)

また動きが止まっているように撮りたいときは速度を上げて、流れるように撮りたいときは速度を下げます。好みの加減が見つかるまで色々試してみて下さい。

屋外は、天候の変化によって設定も変わりますので、撮りながら調整が必要になる場合があります。

カメラ:Canon EOS Kiss X5

レンズ:Canon EF-S18-55mm F/3.5-5.6 IS II

撮影モード:絞り優先

シャッター速度:1/4000

レンズ焦点距離:18mm

ISO:100

F値:3.5


ファインダーを覗いて撮る

一眼レフに慣れないとどうしてもモニターを見て撮りたくなってしまいます。でも、動いている被写体を撮るには向いていないのと、AF(オートフォーカス)で撮影している場合、ピントが合うまでに時間がかかり撮りたい瞬間を逃してしまいます。ファインダーを覗いて子供を追いつつ、1回撮るのに2〜3回連射すれば、動きのある写真が撮れるはずです。

顔に寄り過ぎず、頭からつま先までが入るぐらいのズームで撮ると、どんなことをしているのかがよくわかり、子供の表情も活きてきます。必ずしゃがんで撮りましょう!

カメラ:Canon EOS Kiss X5

レンズ:EOS Kiss X5 + EF-S55-250mm F4-5.6 IS II

撮影モード:シャッター優先

シャッター速度:1/4000

レンズ焦点距離:135mm

ISO: オート(1000)

F値:5

カメラ:Canon EOS Kiss X5

レンズ:EOS Kiss X5 + EF-S55-250mm F4-5.6 IS II

撮影モード:シャッター優先

シャッター速度:1/4000

レンズ焦点距離:131mm

ISO: オート(1600)

F値:5.6

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